◆ 柏市小中学校教職員研修事業について ◆ 

 1 はじめに
 平成20年度より柏市が中核市となり,千葉県から教職員研修事業が委譲されたこと(地教行法第59条)に伴い,柏市独自で研修事業を実施している。
 今日,国際化や情報化,少子化などの社会構造の急激な変化や人々の意識や価値観の多様化などに伴い,学校教育を取り巻く課題は,これまで以上に多様で複雑・高度なものとなっている。これらの課題の対応については,今までの経験や方法では対応しきれない状況が生まれている。さらに,柏市では教職員の大量退職に伴う大量採用が続いており,指導力や指導技術の継承が困難な状況にある。
 こうした状況の中,教職員にはこれまで以上に,経験年数や職務に応じた専門的知識や実践的指導力と様々な教育課題に組織的に対応できる力が必要となり,社会の変化に対応した「新たな学び」を支える「学び続ける教職員」の育成が急務となっている。
 このため,教職員一人一人の能力や適性等に応じた「校内研修」「校外研修」を行うとともに,教職員自らが具体的な目標を掲げ主体的に能力開発に取り組む「自己研鑽」により,個々の教職員の能力と意欲の一層の向上を図る必要がある。
 併せて,校長のリーダーシップのもと,教職員一人一人がそれぞれの能力を最大限に発揮するとともに,学校経営目標の実現に向け連携・協働して教育活動に取り組み,組織として力を発揮し,学校の教育力を高める必要がある。
 そこで,柏市教育委員会では,意図的・計画的に人材育成を図るため,平成28年度に「柏市教職員人材育成指針」を策定し,「柏市教職員人材育成指標」を設定することにより,個々の教職員,学校,教育委員会が目指す教職員像の共通理解を図った。
 また,柏市教育委員会が実施する教職員研修は,「校外研修」「校内研修」「自己研鑽」において,それぞれの教職員がキャリアステージに応じた資質能力の向上を図ることを目指し,「柏市教職員人材育成指針・指標」に基づき,再構築した。